Gaudiy Tech Blog

Gaudiyの技術、開発組織、カルチャーについてお伝えするブログです

GitHub Copilot 導入して1ヶ月経ったので振り返ってみた

こんにちは。ファンと共に時代を進める、Web3スタートアップのGaudiyでエンジニアをしているkodai(@r34b26)です。

今年に入ってから、AIの話題が尽きることのない、楽しい日々を送っています。それにしても目まぐるしく発展していっていますね〜

Gaudiyもちょうど1ヶ月前にプレスリリースで発表しましたが、全社的にChatGPT PlusとGithub Copilotを導入して、時代の変化に合わせたプロダクト開発スタイルを模索しているところです。

prtimes.jp

(最近AIツールの模索にハマりすぎて3時に寝落ちる日々を送っています。)

Twitterでも、#GitHubCopilot使えます のタグをよく見かけますし、GitHub Copilotを使い始めている企業が続々と増えているようです。

ということで、今回は、GitHub Copilot導入後ちょうど1ヶ月の運用を振り返るためのアンケートを取ってみました。はたして、福利厚生は実際に使われているのでしょうか…? 

まだ導入に踏み切れていなかったり、検討している企業のご参考になれば嬉しいです!

1. みなさんGitHub Copilot使ってますか?

約1ヶ月前、3月16日に、開発メンバー全員のアカウントに対して、Github Copilotの権限を一斉に付与しました。

実際のSlackでの呼びかけ

Slackで全体に告知しただけで、はたして使われているのでしょうか….?

アンケートに回答してくれた12人のうち、11人が使っているようです。

ちなみに「使ってない」と回答したエンジニアの理由は、

とのことでした。(このzcheeさん↓は実際にめちゃくちゃコード書くの速いですw)

2. 使ってみてどうですか?

次に、実際に触ってみた感想をみてみましょう。まずはメリット面から。

Copilot(副操縦士)とは言い得て妙というところで、実装者が本来より頭を捻るべき箇所に対して、コンテキストを集中できるようにサポートしてくれる点が、やはり効果として実感されています。

自分としても、実際にコードをタイピングする量としては、2分の1程度には下がったような感覚があります。そのおかげで、何を、どう作るのが自分たちのプロダクトとして適切なのか?に対して、より考える時間を取れるようになったと思います。

また、Copilotが生成してくれるコードは、自分が出力していながらもコーディングをしていないので、客観的な視点を持つことが可能です。具体的に言うと、レビューするような感覚で、これは適切な出力なのか?を考えられるようになりました。シンプルなコードがゆえに意識が低くなり、質が下がるようなことが少なくなったと考えています。

次に、デメリット面をみてみます。

ほぼ、ない!という意見も多いものの、

このように、Copilotとの付き合い方の面で、調整する必要があるとの意見が多く見られました。

実害のある挙動をすることはないですが、従来の補完機能と競合して操作しずらい部分があったり、使う側の出力の期待値や扱い方が慣れきれていなかったりすることに起因するものが、やはり多いようです。

ここに関しては、ツールとしても自分たちとしても成熟していく必要があるでしょう。

3. 今後も使い続けたいと思いますか?

最後に、今後も使い続けたいか?という回答に関しては、全員がpositiveに回答しています。

多くの人が、Copilotなしの生活に戻れなくなっているようです。

4. AIとこれから

今後、Copilotに関わらず、AIによる自動生成を用いたツールは、どんな形であれ広く活用されていくことになると思います。

どのようなツールが覇権を握るとしても、共通して大事なことは、生成結果の正当性やそれを自分たちのプロダクトや業務に使うことの正当性を、自らの視点で評価をした上で活用することだと考えています。

どの部分を任せ、どの部分を握るべきか?どのように評価し活用すべきか?これに関して答えが出ていないことも多く、人間側として思考をアップデートしていくべき点に溢れていると思います。

このすばやい変化に対して、個人として、組織として、適応できるかできないかが、今後の生産性に大きな差を生んでくると考えています。ここに適応するべく、今後もGithub Copilotの活用だけでなく、他のAIツールやプロセスに対しても検証を回していきます。

デメリット面でもあげたように、まだまだ使いにくさがあるのも事実です。でも、Gaudiyとしては一般的に使いやすい状態になる前から、今、組織的にここに投資していくことが大きな競争優位になると思っていますし、ビジョンの実現に向けて大きく飛躍できるチャンスだと考えています。

これまで50人いなければ開発できなかったものが、3人で開発できるようになる未来ってワクワクしませんか? AIと共創してどんどん業務改善もプロダクト活用も進めていきたいです。

実際に手を動かして、この時代の変化を乗りこなしていきたい方、ぜひ一緒にやっていきましょう!!

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